紳士とライオン

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要らなくなったものの整理のためガレージセールしているわたし。
そこにイギリス紳士を思わせるひとりの男の人がやってきた。

その人は、ふたつの人形を手に取った。
わたしが愛着を感じて長い間 だいじにしてきた人形だった。
不思議なことにその人が手に取ったとたん、
なんだかわたしは ほっとした。
そこで、はじめて自分がその人形をどこかで
重荷に感じていたことを知った。

その紳士は、そのことを知っていて
その人形を選んだ と感じた。

”大切にするから安心なさい。”
言葉でなくこころに直接
その紳士の気持ちが伝わってくる。

”おまかせいたします。よろしくおねがいします。”
わたしは、人形と別れる切ない気持ちとその紳士への感謝の気持ちが
同時に込み上げて 深々とあたまを下げた。
なんだか水戸黄門にたすけられた村娘 みたいな心境。。。かな?
ちょっと違う?

で、その紳士は、また不安になった時今日のことを思い出すといいよ。
とでも言うように
三体のちいさなライオンの像を置いていった。
”ら、らいおん、、?”
わたしは、思いがけないものをプレゼントされて
びっくりした。

今日のおたねちゃんは、Blue angel 。